今更ながらバブル崩壊の戦犯

三重野元日銀総裁はバブルの頃に公定歩合を何度も上げてバブル崩壊を現実にした張本人である。持てるものと持たざるものの差が広まるとして、バブルは怪しからんと言って株価を半分にすると公言し、その引き締めに精力を注いだのであった。その結果、株価は3万9千円台から一時は7000円台へと急落し、日本経済は未曾有の大不況に陥ってしまった。以来30年もの長きに渡り、日本は沈没しかかったタイタニック号の如く苦しみ続けているのである。その全ての責任が三重野氏にあるとは言わないが、
少なくとも日本経済のかじ取り役としての責任は免れないであろう。株価が急落すると同時期に地価も暴落した。その原因は当時の大蔵省の銀行局長であった土田氏が土地取引に関する総量規制なる1通の通達を出したことにある。それによって土地の取引が鈍化し、地価は急落したのである。この二つの要因によって日本の長期不況はもたらされたと言って
いい。その意味でこれらの諸政策に関わった人々は長期不況のA級戦犯といって間違いないだろう。
そして未だに不況から抜け出されないのは政治家の怠慢能力不足だろうと思う
4件のコメントがあります
1~4件 / 全4件
ちわ~す。今の金利水準は異常です。
でも素人考えですが今の経済状況で金利を上げれば経済はもっと冷え込むのじゃないでしょうか?
堅実さん
堅実です。

再度です。その時の日銀総裁は、澄田総裁だと、思います。もう、30年以上前の本なので。自民党の大物議員は、その本には、誰だか書かれておりませんでした。
これも重要なことです。金利水準は、世界で、水面の様に平らになる。無理して、金利を上げない黒田総裁は問題あり。理由は、その後の変動が、急激にくるからです。
ちわ~す。金利を上げようとしたら、自民党の大物が、上げるなと、言ったそうです。
その大物政治家が誰か知りたいですね。
また金利を上げたらどう成るかは火を見るよりも明らかでしょう。
堅実さん
ちわーす

その頃の、本を買ってみました。
公定歩合、2.5パーセントだったので、金利を上げようとしたら、自民党の大物が、上げるなと、言ったそうです。その後、2年後の日経平均は3万9千円ですか、その後2年後の土地バブルがはじけたのです。
その後に、金利を上げたので、バブルがはじけたのです。
このように、タイムラグがあります。
今の日経平均も、やがて、金利を上げるでしょう。その後、どうなるか。やはり、1年後か、2年後に、結果がでます。
今日は、重要な事を、書きました。



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