優利加さんのブログ

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米国経済の減速懸念は和らいだが・・・

昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +205.57 @33,949.41, NASDAQ +199.06 @11,512.41, S&P500 +44.21 @4,060.43)。ドル円為替レートは129円台後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が916に対して、下落銘柄数は822となった。騰落レシオは122.27%。東証プライムの売買代金は2兆6987億円。

TOPIX +4 @1,983
日経平均 +20円 @27,383円

テスラが四半期決算を発表し、売上高と営業利益が共に過去最高を記録したことで、株価は前日比10.69%急騰した。これに触発されてマイクロソフト、エヌビディア、アマゾン、アルファベットなどのハイテク株が軒並み上げた。さらに、10‐12月期の国内総生産(GDP)速報値が予想を上回る強い数値となり、景気後退懸念が和らいだため、ダウ工業株30種平均は5日続伸した。これを好感して、本日の日経平均は続伸して始まったが、利益確定売りや戻り売りに押されて上値は重かった。さらに、もうすぐ国内企業の業績発表が本格化するのでその結果を見極めたいという気持ちも強いだろう。そして、1月の東京都区部・消費者物価指数(CPI、中旬速報値、20年=100)が前年同月比の上昇率が41年8カ月ぶりの高水準となった。これは日銀が金融政策を修正する根拠となりうるので、金利上昇が警戒され、それが株価の頭を抑える働きをする。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日に続き本日も短陰線となったが、終値では小幅高となった。12月8日の押し目の安値@27,415円で抑えられる形となっている。10日移動平均線は1月18日から上向きに転じており、25日移動平均線も今日から上向きに転じた。暫くは上方向に動きやすいチャートの形となってきた。今日のチャートとよく似た局面は、昨年10月31日、7月20日、6月2日、3月23日である。

33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、銀行(1位)、鉄鋼(2位)、電気・ガス(3位)、保険(4位)、化学(5位)となった。

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