TOPIX -2 @1,978
日経平均 -32円 @27,363円
米国株式相場は高安まちまちとなったため、手掛かり材料不足となった。日経平均は4営業日で1,000円近く上昇していたため、利食い売りが出易かった。円相場は円高方向へ振れたことも輸出関連銘柄の売りを誘った。来週1月31日~2月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えてポジションを売り買いどちらにも傾け難かったようである。
日経平均の日足チャートを見ると、「上放れ並び赤」の翌日、短陰線で小幅安となり「被せ線」となった。チャート・リーディングの定石通り、12月8日の押し目の安値@27,415円が上値抵抗線となり少し押し返された形となった。すぐに切り返して上値を追う展開になるのか、或いは、そのまましばらく下げ続けて押し目を作りにいくのか、今後どんな株価材料が出てくるか次第で決まる。どんなに今日までのチャートを穴があくほど分析しても、未来の株価は決して明確には見えて来ない。確率的にぼんやりと想像ができるだけである。だから、頻繁に読み間違える。ということは、先読みの結果的な間違いを建玉操作により補正し続ける必要がある。
33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、不動産(1位)、精密機器(2位)、その他製品(3位)、水産・農林(4位)、化学(5位)となった。