11日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸。終値は前日比60円31銭(0.70%)高の8720円55銭だった。4日続伸は5月12-15日以来7カ月ぶり、終値は11月11日(8809円)以来、1カ月ぶりの高い水準を付けた。利益確定売りが先行し前場は安い水準で推移したものの、世界的な株高傾向による上値追いへの安心感や、国内外で経済対策が具体化していることへの期待感が徐々に上回り、後場に入ると上げに転じた。大引けにかけては売り方による手じまいの買い戻しを巻き込んで上げ幅を拡大し、高値引けとなった。 東証株価指数(TOPIX)も4日続伸。時価総額上位の大型株の上昇が目立ったことが寄与し、上昇率は1.76%と日経平均を上回った。