昨日大阪市北浜にて開催された、
エーザイの個人株主説明会に行って来ました
アルツハイマー病の発症は、
脳内でアミロイドベータが作る塊が原因と考えられており、
エーザイ社の「レカネマブ」はそのアミロイドベータのうち、
神経毒性の強いプロトフィブリルに向けた抗体の注射剤で、
軽度の認知症の進行を３年程度遅らせる効果があるとされています
競合社としては米国イーライリリー社の「ドナネマブ」
スイスのロシュ社「ガンテネルマブ」があり、
「ドナネマブ」は先日FDAより迅速承認を認めずとの発表があり、
「ガンテネルマブ」に至ってはフェーズIIIの結果が悪く、
今後開発することはないとのこと
「レカネマブ」の当事者１人あたりの年間平均正味価格は、
米国において発売価格（WAC）$26,500であり、
正味価格はこれよりリベートを控除した金額だそうで、
維持療法の導入により経時的に年間価格は減少する可能性があるそうです
これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれですね
「ヒューマン・ヘルスケア（hhc）企業としての
社会善の実現に向けたエーザイの取り組み」
エーザイは従業員に、
ケアホームなどでがん患者と一緒に過ごすボランティアの時間を設けているそうです
主に熱帯地域で、衛生状態の悪い貧困地区に蚊が媒体する寄生虫（ミクロフィラリア）に感染するリンパ系フィラリア症を制圧するべく、
29カ国へDEC錠（ジエチルカルバマジン錠）20.5億錠を無償提供しているそうです
社会貢献に厚い企業には、心から応援致します
