TOPIX +20 @1,901
日経平均 +270円 @26,446円
1月10日の講演で米パウエルFRB議長から具体的な政策への言及(特にタカ派的発言)がなかったことで、米国株式相場は主要3株式指標は揃って上げた。この流れを受けて、本日の東京市場でも成長株を中心に買われて株式相場は堅調となった。日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。ただ、後場になると1月12日発表予定の米消費者物価指数(CPI)を控えて様子見が主流となり、小動きとなった。
日経平均の日足チャートを見ると、2日連続で窓を空けながら上昇し、本日は陽線で引けた。10日移動平均線はやや上向きに転じ、株価は余裕でその上方に位置する。これで完全に当面の底値を打ったことが確認できた。そうはいっても、このままほぼ一直線に反発することまずなく上げ下げを繰り返しながら、まずは半値戻し辺りまで反発することは十分にありうる。次の関門は下向きの25日移動平均である。
33業種中29業種が上げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、電気機器(2位)、鉄鋼(3位)、石油・石炭(4位)、証券(5位)となった。