TOPIX +1 @1,869
日経平均 +104円 @28,521円
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨で金融引き締め政策の継続が示されたため、米国株式相場は上下に揺れ動いたが、結局、取引終盤にかけて上昇して引けた。主要3株価指数は揃って3日ぶりに反発した。この流れを受けて、本日の日本株は数の上では下げる銘柄の方が多かったが、半導体関連銘柄など値がさ成長株を中心に買われて日経平均は反発して終えた。日経平均の上げ幅は一時200円を超える場面があった。日銀の金融政策修正を巡る不透明感が重しとなり金利が低下し、昨日は上げていた銀行株や保険株は軟調な動きとなった。また、週初には1ドル=129円台まで円高・ドル安となっていた為替相場が1ドル=132円台まで円安方向に揺り戻って来たことが株式相場全体を下支えした。
日経平均の日足チャートを見ると、上下に長めのひげを引いた十字線となった。昨日の陰線と併せると底値圏での「はらみ寄せ線」となり明日から数日以内に安値を更新しなければ、これで当面の底値を確認したと仮判断できる。
33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、ガラス・土石(1位)、電気機器(2位)、サービス(3位)、金属製品(4位)、化学(5位)となった。