TOPIX -14 @1,895
日経平均 -247円 @26,094円
中国では新型コロナウィルス感染対策の行動規制が緩和された。本来は経済回復に良いはずだが、それがかえって新型コロナウィルスの感染を拡大させて世界景気の足を引っ張るのではないかと警戒され幅広い銘柄で売りが優勢となった。朝方には買い優勢で上昇して始まったが、その後は売りに押し返されて、主要3株価指数は揃って反落し、ナスダックは年初来安値を更新した。米長期金利は上昇したためハイテク成長株の下げを促した。
本日の日経平均は配当権利落ちで43円ほど安くなるのは当然なのだが、半導体関連銘柄などハイテク成長株を中心に売りが優勢となりそれ以上に大きく下げた。米国では米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げと量的引き締め(QT)は2023年に入っても続き、1995年以降で初めてマネーサプライが減少すると見られる。マネーサプライの減少はリスク資産である株式に対する逆風となる。それに加えて、もし日銀までも金融緩和から金融引き締めへスタンスを変更するなら、日本株全般も強烈な逆風に晒されることになる。日米中央銀行の金融政策の修正兆候から目が離せない。
本日の日経平均は続落して12月23日安値@26,106円を下抜けた。こうなると10月3日安値@25,622円が次の下値支持線として意識される。日本市場は大晦日から1月3日まで休みなので、その間に米国株がどのように動くかで1月4日の寄り付きの動きはほぼ決まる。
デモ銘柄のコニカミノルタ4902は本日、[6-6](6ヤリ6カイ)とし、一旦蓋をしました。現在明らかになっている情報では、この銘柄独自の理由では半年先は今よりもかなり上がると見ています。しかし、日本株全体の動きはまだまだ悪材料が根強く、個別で上に行こうとする力と日本株全体が下に行こうとする力の綱引きをしています。どちらの力が最終的に勝つかは事前には分かりません。だから建玉操作をするのです。
33業種中28業界が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、ゴム製品(3位)、保険(4位)、食料品(5位)となった。