個人投資家が株式投資・トレードで損ばかりする最大の理由

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は小幅反発した(DJIA +92.20 @32,849.72, NASDAQ +1.08 @10,547.11, S&P500 +3.96 @3,821.62)。ドル円為替レートは132円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は続落した。東証プライムでは、上昇銘柄数が400に対して、下落銘柄数は1,387となった。騰落レシオは88.77%。東証プライムの売買代金は3兆7191億円。

TOPIX -12 @1,893
日経平均 -180円 @26,388円

米国株は5日ぶりに小幅反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを長期化する見通しが強まる中で米国経済は景気後退が懸念されているが、11月の住宅着工件数は市場予想の140.0万件を上回って142.7万件となった。本日の日本株全般は、昨日の大規模金融緩和の電撃的な実質縮小開始を受けて、金利負担の増加が収益を悪化させる不動産株が続落し、日米金利差の縮小から急速に円高・ドル安となっているために自動車株も引き続き売られた。日経平均は自律反発狙いの買いが一時優勢となり前日比プラス圏に浮上する場面もあったが、その後売りに押されて終値では続落した。それでも昨日と同じく、貸出金利の上昇から利ザヤが改善すると期待されるメガバンク株は続伸して年初来高値を更新した。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長大陰線に続いて上下にひげを引いた陰線で続落した。本日のザラバ安値は26,269円だったので、直近の下値支持線として意識される10月13日の押し目@26,237円にほぼ届いた。ここで下げ止まるかどうか。陰線の長さがかなり短くなったので、強い下げ渋り感が出ている。株価は下げれば下げるほど下値余地が小さくなる。25日移動平均線乖離率がマイナス5.1%まで拡大しおり、RSI(14 days) も売られ過ぎの目途とされる25.0を割り込み22.4まで急低下してきたことから、いつ自律反発してもおかしくない水準まで急降下してきた。

デモ銘柄のコニカミノルタ4902のポジションは[5-5]のままで、早晩やってくる下げ止まりを待っています。やっと波らしい波が出て来たので波乗りが楽しくなってきました。波乗りトレードは全天候型です。波さえあれば上げ相場でも下げ相場でも基本的にどちらでも構いません。それも、急激な一直線の大波でなくてもそこそこの小波でも良いのです。宗教の信者のように「株価は常に買うもの」と洗脳されている圧倒的大多数の個人投資家は、下げ相場では含み益が急速に縮小するか、含み損が急拡大するので心穏やかではいられないでしょう。そういう人は現実をよく観察してみましょう。あなたは銘柄選択を誤ったのではありません。ただ単に「売るべき時に買っている」、つまり、「売りと買いを間違えた」だけなのです。間違えることは誰にもあります。間違えたと気付いたら直ちに修正すれば良いだけのことです。しかし、ほとんどの人は間違えたのにそれを修正せずに放置しておくから問題がどんどん深刻化するのです。これが個人投資家の大多数が株式投資・トレードで損ばかりする最大の理由です。

33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、輸送用機器(1位)、不動産(2位)、電気機器(3位)、ガラス・土石(4位)、金属製品(5位)となった。


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