TOPIX -30 @1,906
日経平均 -670円 @26,568円
利上げ長期化による景気後退懸念が続き米株式相場は主要3株価指数が4日続落した。本日の日本株全般は前場では自律反発狙いの買いが優勢となった。しかし、昼休み中に日銀が大規模金融緩和の修正(YCCにおける10年物長期債利回りの許容水準を従来の0.25%から0.50%へ拡大)することを発表した。ほとんど誰も予想していなかったので大きなネガティブサプライズとなった。これは実質的な金融引き締めと解釈されて、日経平均はく急落し始めて、下げ幅は一時800円を超え、ドル円相場はドル安・円高方向へ大きく振れた。不動産株や自動車株をはじめとしてほとんどの株は急落したが、長期金利の上昇の恩恵を強く受ける銀行株や生保株は大きく上昇した。
日経平均の日足チャートを見ると、長大陰線で急落した。10月13日の押し目@26,237円に迫るところまで急落した。マーケットは全くの不意を突かれたため、大きなネガティブ・サプライズとなり大きく反応したが、今日の大幅下落でもうほとんど織り込んだのではないだろうか。米国株がさらに大きく続落しない限り、明日の日本株は自律反発に動くと見ているが、さて、どう動くか。
デモ銘柄のコニカミノルタ4902は本日の急落で自動的に蓋が被さり[5-5]となりました。ファンダメンタルズの変化から戦略は「買い」が継続中ですが、株価の動きから戦術は「直近安値下抜け」、戦闘法は「つなぎ売り」です。
33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、不動産(1位)、精密機器(2位)、輸送用機器(3位)、電気機器(4位)、サービス(5位)となった。