前日の陰線の力を打ち消す「たすき線」で続伸

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +103.60 @34,108.64, NASDAQ +113.08 @11,256.81, S&P500 +29.09 @4,019.65)。ドル円為替レートは135円台前半の前日比円高・ドル安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,258に対して、下落銘柄数は493となった。騰落レシオは105.13%。東証プライムの売買代金は2兆4917億円。

TOPIX +12 @1,977 
日経平均 +201円 @28,156円

11月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化した(前年比+7.1%、前月比+0.1%:事前予想はそれぞれ+7.3%, +0.3%)。その結果、10年米国債利回りは前日の3.61%台から3.42%台へ低下したため、主要各通貨に対してドル安となった。長期金利の低下を好感して米株式相場は続伸した。この流れを受けて、本日の日本株全般も上げた。日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。ただ、日本時間の明日、12月15日未明にはFOMCの結果が公表されることを控えて慎重になり上値は重かった。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の陰線に対して陽線でたすきを掛けるように前日の陰線の力を打ち消す「たすき線」で続伸した。しっかりと上向きの25日移動平均線の上に戻ってきたので、短期トレンドは上向きと見る。

33業種中29業種が上げた。上昇率トップ5は、繊維製品(1位)、精密機器(2位)、非鉄金属(3位)、鉱業(4位)、水産・農林(5位)となった。

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