TOPIX -7 @1,942
日経平均 -112円 @27,574円
米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化して米経済は景気後退に陥るという懸念が支配的な中、米国株式相場は総じて小安かった。景気後退懸念を背景に、米10年債利回りは前日の3.51%から3.40%へ下がる場面もあった。それでもハイテク株は弱かった。本日の東京市場では、トヨタ自動車やソニーグループなど主力株を中心に売り優勢となった。日経平均の下げ幅は一時200円を超えた。
日経平均の日足チャートを見ると、長い下ひげを引いた短陽線、つまり「たくり線」で大きく下げた。安値ではザラバで60日及び260日移動平均線まで届いたが大引けにかけて下げ幅を縮小した。明日以降大きな売り材料が飛び出して来ない限り、安値圏での「たくり線」はこれで少なくとも一旦は下げ止まる兆候と解釈できる。
33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、電気機器(1位)、鉱業(2位)、電気・ガス(3位)、その他製品(4位)、銀行(5位)となった。