TOPIX -2 @1,948
日経平均 -199円 @27,686円
11月の米雇用統計や11月のISM非製造業PMIが市場予想を上回る「良い」数字となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが長期化するとの懸念が高まり株価下押し圧力が増している。そこへメディア企業や金融業の業績悪化が伝えられた。米景気後退懸念がさらに強まったため、米国株式相場は続落した。主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%超下げた。この流れを受けて、東京市場でも値がさ半導体株を中心に売られて日経平均は反落した。東京エレクトロンの1銘柄だけで日経平均を60円下げた。下げ幅は一時230円を超えた。ただ、中国の「ゼロコロナ」政策の緩和期待でインバウンド関連の一角が上昇して株式相場全体下げを幾分緩和した。
日経平均の日足チャートを見ると、前日比下げて上ひげを引いた短陽線で終えた。25日移動平均線の下に沈み込んだままなので上に行こうとする力にまだ強さは感じられない。
33業種中17業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、電気機器(2位)、機械(3位)、ゴム製品(4位)、石油・石炭(5位)となった。