3日続落だが下方向の力に抗おうとするサインも

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は大きく下落した(DJIA -497.57 @33,848.46, NASDAQ -176.86 @11,049.50, S&P500 -62.18 @3,963.94)。ドル円為替レートは138円台半ばの前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が509に対して、下落銘柄数は1,246となった。騰落レシオは124.41%。東証プライムの売買代金は2兆7238億円。

TOPIX -11 @1,993
日経平均 -135円 @28,028円

中国では政府のゼロコロナ政策に対する抗議活動が拡大しているため生産活動が滞り、サプライチェーンの混乱も懸念され、米主要3株価指数は揃って下げた。米アップルのiPhoneの生産調整が伝わり、同社株は下げた。さらに米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁やセントルイス連銀のブラード総裁が、株式マーケットの過度の利上げ減速期待を牽制するような発言をしたことも株価を下押しした。この流れを受けて、本日の東京市場では半導体や電子部品関連銘柄が売られて日経平均は3日続落となった。ただ、上海総合指数が反発し、米株価指数先物も堅調に推移していたため、日経平均の下げ幅は縮小した。

日経平均の日足チャートを見ると、3日続落して10日移動平均線の下に少し沈み込んだが下ひげを引いた短陽線で終えたが、下方向の力に抗おうとするサインも読み取れる。

33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、金属製品(2位)、輸送用機器(3位)、電気機器(4位)、医薬品(5位)となった。

優利加さんのブログ一覧