10月3日を起点とした上昇チャネルの上限近くで推移している

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -211.16 @33,536.70, NASDAQ -127.11 @11,196.22, S&P500 -35.68 @3,957.25)。ドル円為替レートは140円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方がやや多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,091に対して、下落銘柄数は678となった。騰落レシオは99.27%。東証プライムの売買代金は3兆1707億円。

TOPIX +7 @1,964
日経平均 +27円 @27,990円

米国株は、利上げペースが減速するとの期待が続いていることを背景に続伸していたが、大引けに向けて次第に利益確定売りに押されて下げて終わった。日本株全般は米国の利上げペース減速期待が根強く買いがやや優勢のまま推移した。前場寄り付き前に発表された日本の2022年7~9月期GDP速報値は事前予想のプラス1.0%を下回るマイナス1.2%となったが、日本株全般の足を引っ張ることはなかった。今は、日本だけの数字よりも全世界に大きな影響を与える米国の金融政策の動向の方が日本株の上げ下げを決める力となっている。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長陰線に対して本日は下げたが短陽線で踏み留まり、罫線の形としては「当て首線」となった。下落基調の途中での当て首線は弱いシグナルだが、今日の当て首線は上昇トレンド中の当て首線であり、意味合いが異なる。上向きの25日移動平均線と上向きの10日移動平均線の上で推移しており、10月3日を起点とした上昇チャネルの上限近くで推移している。

33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、非鉄金属(1位)、鉄鋼(2位)、銀行(3位)、海運(4位)、パルプ・紙(5位)となった。

優利加さんのブログ一覧