9日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。大引けは前日比66円82 銭(0.80%)高の8395円87銭。8日の米株が大幅続伸したことで、世界景気悪化への過度な警戒感が和らぎ、海運や鉄鋼、機械といった景気敏感株が買われた。半面、海外の年金資金からとみられる売りが花王やアステラスなど国際優良株の一部に出たといい、相場全般の重しとなった。国内政局の混迷は投資心理に影を落とした。東証株価指数(TOPIX)も続伸。 日経平均は、前日に400円あまり上昇していたため節目の8500円に接近する場面では全般に戻り待ちの売りが増え、伸び悩んだ。中国株の下落をきっかけに日経平均は後場に入ると下げに転じる場面があった。