TOPIX +19 @1,934
日経平均 +328円 @27,528円
注目されていた10月の米雇用統計は強弱入混じる内容だったため、株価は乱高下したが、最終的には買い優勢となり主要3株価指数は上昇して終えた。10月の米雇用統計は、失業率が9月の3.5%から3.7%へ悪化して景気減速の兆候を示した(利下げ方向の力)が、他方、非農業部門雇用者数が26.1万人増となり市場予想の20.0万人を上回る景況感が強い(=利上げ方向の力)ことを示す内容だった。
米国株高の流れを受けて、本日の日本株全般も上昇した。東京エレクトロンやファーストリテイリングなどの値嵩株を中心に買い戻され、日経平均の上げ幅は400円近くなる場面があった。また、中国経済のリオープン(経済再開)の期待が高まっていることも日本株を下支えした。
日経平均の日足チャートを見ると、陽線で反発して上向きの10日移動平均線の上に浮上した。10月3日の底値から帯状に右上に向って動いている。短期トレンドは上向き継続中である。
デモ銘柄のK株は昨日に続き本日も大出来高を伴いながら大きく続伸しました。テクニカル的にはこれから本格的に上昇する狼煙です。他方、ファンダメンタルズ的に言えば赤字から黒字転換することが確実となったので株価は明確な理由があって上がるべくして上がっているにすぎません。ここまでの上昇は2022年3月期の業績見通しを織り込んできたと見ています。しかし、この時期、つまり、11月になると株価は来年3月期を通り過ぎてその翌年、つまり2024年3月期の業績見通しも織り込みながら動きます。2024年3月期の純利益は2023年3月期の約4倍となっています。もし株式相場全体に大きな調整がないとすれば、K株は純利益が4倍となることを織り込んだ株価を目指して動くと予想できます。但し、一直線にはそうならないので頂上まで付いて行くためには、途中でかならず起きる調整局面で振り落とされないようにするための「生涯現役の株式トレード技術」が必要です。
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、海運(2位)、金属製品(3位)、その他製品(4位)、精密機器(5位)となった。