今日の相場 -12/9-

[NGTNさん]

     

∇ダウ：8,934.18（+298.76）　ナスダック総合指数：1,571.74（+62.43）　S&P500：909.70（+33.63）
週末に表明されたオバマ次期大統領の景気刺激策の計画やビッグスリー救済への期待感から米株は大幅高となりました。インフラ整備で恩恵を受けると思われる、キャタピラー（建機）やUSスチール（鉄鋼）などが高かったです。OPEC減産観測で原油価格は反発。

・ＧＭ破産回避へ、痛みは投資家・債権者・従業員などで分け合う見通し
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK832312320081208

・オバマ次期大統領が経済再生計画　半世紀ぶりの大型投資表明
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081207AT2M0602W06122008.html

・米財政赤字１兆ドルたやすく突破も、景気悪化と歳出増で－ＧＳ見通し
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=al7HBalnCEYw

・米企業、議会に年金基金救済を促す－退職金関連法の一時停止検討も
年金問題は米企業の大きなリスクですね。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=a8Rf_8mTx9os

・米経済、ＦＲＢの迅速な対応で「失われた10年」回避か
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35330920081209

・日米欧がイスラム金融化に向かっている－Ｗ・ペセック
Bernanke-san＼(＾o＾)／
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aJzdnfwp8Du8

・Cheapest Stocks Since 1995 Show Cash Exceeds Market
「保有現金＞株式時価総額＋負債」になっている企業がたくさんある（ネットキャッシュ倍率が1倍以下、とも言える）。仮にその企業を清算したとしたら、株主は株を買うのに払うお金よりも多くのお金を手に入れられる（退職者への手当などは考えないとして）。まあ赤字が続いたり利益出てないのに配当出し続けたりすると現金も減っていくので、着実にキャッシュを稼げる企業じゃないとだめなのですが。PEファンドに余裕がないので、割安に放置される銘柄が多いらしい。前回リセッション時には、「保有現金＞株式時価総額＋債務」の銘柄は276銘柄あって、2002年のボトムから1年間で115%の上昇となった（中央値で）。これは同期間のS&P500の3倍のパフォーマンス。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601084&sid=anVFOwBD4e9Y


∇日経平均：8,395.87（+66.82）　TOPIX：817.94（+5.86）
米株高を受けて、日経平均は続伸しました。ただ、先物の需給が良い一方で、現物はあまりやる気のない感じでした。東証一部出来高は20億株、売買代金は1.5兆円。業種別では、証券や不動産が強かったです。

ドル円は、再び1ドル92円台へ。今の時期はレパトリでドルが買われやすいのですが、それでもこの水準。（ここ数か月、ドルが対円以外ではドル高だったのもレパトリが要因と言われていますね。投資マネーの引き上げ。）年明け以降、ドル円はさらに円高ドル安に進みそうな気がします。アメリカは財政赤字が膨らみますし。日経平均は、為替動向を考えなければ底堅そうなのですが・・・ドルの行方が気にかかります。

・7─9月期ＧＤＰ2次速報は年率‐1.8％に下方修正、在庫減など影響
10月以降の落ち込みが激しいので、10-12月期はもっと悪くなりそう。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35325220081209

・豊田市、法人市民税収9割減　09年度見通し、トヨタの業績悪化で
城下町は大変です。NY市もウォールストリートがボロボロのため激しく減収らしいです。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081209AT3S0801W08122008.html

・年末商戦で経済の影響ない、欧米市場は拡大可能＝岩田・任天堂社長
ゲーム産業は、ひどい不景気にならない限りはディフェンシブ性が高い。任天堂の場合は、円高がネックか。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35313020081208

・ソニー、人員削減などで1000億円超のコスト削減
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35334020081209


メリルリンチの出したレポートの、オバマ次期大統領の景気刺激策関連銘柄。Webに記事が見つからなかったので、そのままコピペします。

メリルリンチ日本証券は８日付で「オバマ政権の景気対策関連の日本株」と題したリポートをリリース。５０００億～７０００億ドル（約４６兆～６５兆円）規模と報じられているオバマ次期米大統領の経済対策により今後恩恵を受ける可能性がある銘柄として、ブロードバンド関連で米国に光ファイバー子会社を持つ古河電気工業、連邦政府関連ビルで省エネ化が進む見通しから北米の照明器具シェア拡大を目指すパナソニック電工をピックアップした。また、税制優遇が見込まれる再生可能エネルギーに関連し、米国での風力発電受注実績のある三菱重工業、太陽電池世界２位のシャープ、原子力発電で東芝を挙げた。このほか、オバマ氏が全国規模での道路整備事業実施を表明していることから、セメントが多く使われる高速道路建設が増えた場合に太平洋セメントに増収効果が見込まれると指摘している。