8日の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日ぶりに大幅に反発した。大引けは前週末比411円54銭(5.2%)高の8329円5銭と心理的節目の8000円台を回復。1日終値(8397円)以来、1週間ぶりの水準に戻した。5日の米株式相場が、11月の雇用統計が悪化したにもかかわらず大幅上昇したことを好感し、幅広い銘柄に買いが入った。日経平均は前週に下落基調だったため、自律反発を狙った買いも入りやすかった。中国の景気刺激策発動への思惑などでアジア株が軒並み上昇したことも、東京市場で買いの流れに勢いをつけた。東証1部の値上がり銘柄数は1443と、全体の84%に達した。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発。