米長期金利の上昇で株安

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -346.93 @29,926.94, NASDAQ -75.33 @11,073.31, S&P500 -38.76 @3,744.52)。ドル円為替レートは144円台後半の前日比円安水準での動きだった。東証プライムの売買代金は、上昇銘柄数が500に対して、下落銘柄数は1,254となった。騰落レシオは88.27%。東証プライムの売買代金は2兆7195億円。

TOPIX -16 @1,907
日経平均 -195円 @27,116円

米新規失業保険申請件数は21.9万人となり市場予想の20.3万件を上回ったため、景気の過熱感が緩和した可能性が出てきた。しかし、米長期金利(10年債利回り)が前日の3.75%台から3.82%台へ上昇した。金融政策により敏感な2年債利回りも4.15%台から4.25%台へ上昇した。これを嫌気して主要3株価指数は下落した。その流れを受けて、本日の東京市場でもハイテク株を中心に売りが優勢となった。日経平均の下げ幅は一時400円に迫る場面があった。それでも、鉄道株や空運株などはリオープン(経済再開)銘柄として買われて相場全体の下げを緩和した。

日経平均の日足チャートを見ると、下向きの25日移動平均に弾き返されるように下げたが、陽線で終えたところに、上に行こうとする勢いが表れている。まもなく発表される9月の米雇用統計の数値次第で上下どちらかへ大きく動きそうである。事前予想では、非農業部門雇用者数が20.5万人増(前回は31.5万人増)、失業率3.7%(前回は3.75%)である。これより強い数値となれば、さらなる利上げを警戒して株価には大きな下げ圧力がかかる。

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、保険(2位)、機械(3位)、非鉄金属(4位)、サービス(5位)となった。

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