5日の米国株式相場は急反発。ダウ工業株30種平均は前日比259ドル18セント高の8635ドル42セント、ナスダック総合株価指数は63.75ポイント高の1509.31で終えた。11月の雇用統計が悪化したことを受け売り先行で始まったが、悪材料は織り込み済みとして売り一巡後、金融株を中心に買い戻しが優勢となった。 雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比53万3000人減と市場予想(35万人減)以上に悪化し、減少幅は約34年ぶりの大きさとなった。米景気悪化の深刻さが一段と意識されると消費関連株を中心に売りが出て、ダウ平均の下げ幅は一時約260ドルに達した。