3日の米国株式相場は大幅続伸。ダウ工業株30種平均は前日比172ドル60セント高の8591ドル69セントで終えた。ナスダック総合株価指数は同 42.58ポイント高の1492.38で終えた。弱い経済指標などを受けた売りと買い戻しが交錯し、方向感の定まらない展開が続いた。ただ午後に金融株を中心に買いが膨らみ、相場を押し上げた。 民間雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した11月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が前月比25万人減と市場予想以上に減少した。携帯情報端末「ブラックベリー」を手掛けるリサーチ・イン・モーション(RIM)が9-11月期決算が従来見通しを下回りそうだと発表。米景気や企業業績への懸念から売りが先行し、ダウ平均は一時180ドル超下落した。