大きすぎて潰すにつぶせないが、破産の適用申請の選択肢も検討しているらしい。
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200812030118a.nwc
強気の背景には、議会・政府が「トゥー・ビッグ・トゥー・フェイル(大きすぎてつぶせない)」と判断するとの期待があることは間違いない。実際にペロシ下院議長(民主)が2日の会見で「破綻(はたん)は選択肢にない」と述べた。
しかし、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、議会関係者は最近、専門家らとGMやクライスラーについて政府が事前に準備したうえで連邦破産法の適用を申請する選択肢について協議した。保守系シンクタンク、ヘリテージ財団のジェームズ・シャルク研究員も「組合との労働協約など、しがらみを解き、再生に踏み出す契機」と指摘する。
GMのワゴナー会長らは、約30年前にクライスラーの最高経営責任者(CEO)に就任し、政府支援獲得をテコに再建に導いたアイアコッカ氏に倣って、年俸1ドルとすることを再建計画に盛り込んだ。だが、経営環境は当時よりも厳しく、緊急融資が確実な再生に結びつく保証はない。