EU、排ガス規制を一部延期 20年4割減を目標に

トロンボーンさん
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欧州連合(EU)の欧州議会と加盟国代表らはブリュッセルで1日、合同会議を開き、地球温暖化防止策の一環として、自動車の二酸化炭素(CO2)排出量を2012年から約20%削減するためのメーカー規制導入を一部延期し、20年に約40%削減するとの新たな規制案に合意した。


 世界に先駆けた温暖化対策を次々に打ち出してきたEUも景気が後退局面に入り、燃費効率の劣る高級車を生産するメーカーなどの要求を受けた政策見直しを余儀なくされた。EU閣僚理事会などの同意が得られれば、施行される。


 欧州委員会は昨年12月、自動車の1キロ走行当たりのCO2排出量を12年に、現状の平均約160グラムから130グラムに引き下げることを義務付け、同年から1台当たり1グラム超過するごとに20ユーロ(約2350円)以上の制裁金を科す規制法案を発表。域内で販売されるすべての新車が対象となり、日米などのメーカーも影響を受ける。


 1日の合意は、12年は規制対象を新車の65%にとどめ、段階的に対象を拡大し15年に100%とすることが柱。一方で、明確な規定がなかった15年以降の目標は「20年に95グラム」と明記した。

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日産としては大排気量の車を多く抱えるだけにハイブリット発売までの時間が稼げた。

欧州は勢力図が変わるかもしれない。
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