7月の米CPIが市場予想を下回ったことを好感して・・・

優利加さん
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一昨日は大幅高となったが、昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +27.16 @33,336.67, NASDAQ -74.89 @12,779.91, S&P500 -2.97 @24,207.27)。ドル円為替レートは133円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,607に対して、下落銘柄数は192となった。騰落レシオは130.18%。東証プライムの売買代金は3兆7126億円。

TOPIX +40 @1,973
日経平均 +728円 @28,547円

注目されていた8月10日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、インフレ高騰懸念が後退した。これにより米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げの可能性が低下して、8月11日の米国株式相場は大きく上昇した。休日明けの本日の東京市場でも東証プライム銘柄の約9割が上昇した。ただ、見通しが特に明るくなった訳ではない。半導体市況の不安定さやゼロコロナ政策を堅持する中国における都市封鎖が再び行われる懸念は依然として強い。

日経平均の日足チャートを見ると、上値抵抗線として意識されてきた3月25日の戻り高値@28,338円と6月9日の戻り高値@28,389円を、本日は明確に上抜けた。これから数日間この水準以上を維持できればさらに上への動きが期待できる。次の目標は1月5日の戻り高値@29,388円である。上から上向きの10日移動平均線、上向きの25日移動平均線、そして上向きの60日移動平均線が走っており、株価はこれらすべての上にある(株価サイクル3:着実な上昇)である。

33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、電気機器(2位)、機械(3位)、サービス(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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