中央最低賃金審議会が、2022年度の最低賃金引上げを全国加重平均「30円以上」にすることで最終調整に入ったことが関係者への取材で明らかになったっす。
本日8月1日に最終協議を行い、決定する見通し。
これが実現されれば過去最大の上げ幅となるっす。
最低賃金は現在、全国平均で930円。
この額は毎年、国の審議会で目安を示して、その目安を参考に各都道府県の審議会で確定させているとのこと。
先月7月25日に行われた国の審議会では、ロシアのウクライナ侵攻から円安の影響による物価高騰で労使ともに引き上げで合意していたっすけど、引き上げ幅が焦点となっていたっす。
なぜなら、労働者側は物価高を背景に大幅な引き上げを求めていたのに対し、経営者側は、仕入れ価格の上昇などで収益が圧迫、引き上げ幅は小幅にしたいと両者に隔たりがあったからっす。
7月25日以降は、具体的な協議は行わずに労働省も含めて水面下で調整、その結果30円以上の賃金引上げに踏み切る見通しとなり、本日8月1日に決定する見通しとなっているっす。