優利加さんのブログ

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米国FRBの利上げが市場の予想通りだったことを好感して・・・

昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +436.05 @32,197.59, NASDAQ +469.85 @12,032.42, S&P500 +102.56 @4,023.61)。ドル円為替レートは135円台の円高・ドル安方向へ動いた。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,203に対して、下落銘柄数は549となった。騰落レシオは137.76%。東証プライムの売買代金は3兆2742億円。

TOPIX +3 @1,949
日経平均 +100円 @27,815円

7月27日まで開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、事前の市場予想通り0.75%の利上げを決めた。これだけでも株価は上がったはずだが、さらに、会見でパウエル議長が今後の利上げペースを緩和する可能性も示唆したため、株価を上げる力がより強くなった。米国株式相場は主要3指数が揃って大幅高となった。特に、ハイテク成長株(成長株ゆえに金利の影響を受けやすい)が多いナスダックは4%超上げた。この流れを受けて、本日の日本株全般も上げる銘柄が多かった。しかし、米国株式相場の大幅上昇の割には日本株の上げは小さかった。外為市場ではドル金利の低下を受けて、円高・ドル安方向へ振れたため、輸出関連銘柄が売られ、株価指数を押し下げる力となった。

日経平均の日足チャートを見ると、高く始まったが戻り売り圧力に押し戻されて上下にひげを引いた陰線で終えた。目先の上値抵抗線である6月9日の戻り高値@28,389円はまだ遠い。これからさらに上に力強く上がるにはそれなりの支援材料が必要である。一つのシナリオは米国の金利引き上げが来年前半にはピークアウトするという市場の見方がより強固なコンセンサスとなることだろう。インフレ退治の効果が目に見えて統計数値に現れるのが一番望ましいが、米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシート上の制約から利上げを速めに打ち止めにする可能性もある。それは金利収入の逆ザヤである。政策金利を3%程度まで引き上げると逆ザヤになるとの試算がある。中央銀行が逆ザヤを抱えると重大な問題となるからである。

33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、電機・ガス(1位)、鉱業(2位)、サービス(3位)、石油・石炭(4位)、海運(5位)となった。

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