2日続落したが下げ幅は小さい

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +90.75 @31,990.04, NASDAQ -51.45 @11,782.67, S&P500 +5.21 @3,966.84)。ドル円為替レートは136円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,064に対して、下落銘柄数は682となった。騰落レシオは143.82%。東証プライムの売買代金は2兆1460億円。

TOPIX ±0 @1,943
日経平均 -44円 @27,655円

世界の景況感の悪化を示す兆候が出ている。7月の米国の購買担当者景気指数(PMI)の速報値は総合指数が47.5となり、好況不況の分水嶺となる50を下回り、2020年5月以来の低水準となった。さらに、ユーロ圏の数字も49.5へ下がり、1年5カ月ぶりの低い水準となった。また、上海のロックダウン(都市封鎖)による悪影響やウクライナ危機による世界的なエネルギー価格や穀物価格などをはじめとして物価上昇も起こっているため、企業業績を圧迫している。このような世界景気の減速懸念を背景に、日経平均は続落して一時は160円安となったが、終値では小幅安で持ち堪えた。連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、売り買いどちらへのポジションを傾けることを避けたようである。

日経平均の日足チャートを見ると、続落はしたが小幅安で、今日までのところは明確な下げ渋りを見せている。やや下向きの260日移動平均線の下にまた沈みこんだ、これが260日移動平均線が下向きの場合、通常の株価の位置である。

33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、保険(3位)、非鉄金属(4位)、ゴム製品(5位)となった。

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