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EVの闇発火事件
今年の8月12日、米国の電気自動車(EV)最大手のテスラは「2020年インパクトレポート」を通じて、自社のEVと内燃機関の車の火災発生件数を比較し、同社製品の火災リスクの低さについて言及した。インパクトレポートでは、テスラの⾞両に⽐べて内燃機関の⾞の⽅が格段に⾼い確率で引⽕している旨を述べており、2019年に米国で19万件の車両火災が発生したうち、EVの火災はごく一部だったことも指摘した。
また同レポートでは、2012~2020年で生じたテスラの車両火災の発生比率は2億500万マイルあたり1件だったと明らかにしている。これは、全⽶防⽕協会と⽶国運輸省による、内燃機関の車が走行距離1,900万マイルで1件の火災を発生させたというデータと比較して、明らかに少ない発生比率だ。
テスラ「走行距離10億マイルあたりの車両火災件数」(2012〜2020年)
テスラ「2020年インパクトレポート」より
テスラは、こうしたデータを公表したのは、その目新しさゆえ、メディアがEVの車両火災ばかりを大きく取り上げる傾向があるためだとしている。「世間に誤解が広まることを防ぐため」にテスラは⾞両⽕災データを毎年発表することにしたと自社HPで述べている。
しかし、こうしたEV火災の報道が必ずしもインパクト重視で行われているといいがたいのも本当だ。今年の8月14日にはドイツ、フォルクスワーゲンのEV「ID.3」がオランダで充電後に発火を起こし、米国GMの「シボレー・ボルトEV」も充電中に電池から発火した事例が複数あり、今年の8月20日にリコールが発表されている。
確かにガソリン車の火災の起こりやすさや、引火した際の消火の大変さは事実だが、加熱によって、リチウムイオン電池の中から可燃性ガスが生じるEV車両にも同様の危険は付きまとう。さらにEVは消火が難しいうえ、一度火が消えても再発火する可能性があるのも面倒さに拍車をかけている。
世界で50万台以上売れながら、電池火災0件の日産「リーフ」だが、そんなEVの中で全く車両火災を起こしていない車がある。それが2010年に発売された、国産EVの先駆け的存在、日産「リーフ」だ。
この世界累計で50万台以上が売れている大人気車両は、販売開始から現在までの総走行距離が180億km以上にもなるが、バッテリー起因による火災事例がなく、交通事故でも炎上したという報告はされていない。
では、この高い安全性の理由はどこにあるのか。日産のホームページでは、EV火災の原因になるリチウムイオンバッテリーを衝撃から保護する構造と、何重にも施された高電圧保護設計を図で説明している。万一の衝突事故においても高電圧を遮断して、乗る人を守るボディを実現しているのだ。
海外勢に押され気味の日本のEV市場だが、そうした中でも、リーフの「安全性」は唯一無二の存在感を誇っている。
日産リーフ「安全性能」より
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りす栗さん2022/7/23 22:48こんばんは。日本は製造品質がよいと思います。人間の姿勢、品質がよいからと思います。最近、文化の欧米化でその伝統が変化してなければよいですが。
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yoc1234さん2022/7/23 22:57りす栗さん携帯や自転車でさえ電池から発火する。怖すぎます。