予想はしばしば外れることを前提に・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -215.65 @31,072.61, NASDAQ -92.37 @11,360.05, S&P500 -32.31 @3,830.85)が、先週末に大きく上げていたので、直近2営業日では正味で上げた。ドル円為替レートは138円を挟む動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,161に対して、下落銘柄数は617となった。騰落レシオは106.41%。東証プライムの売買代金は2兆4278億円。

TOPIX +10 @1,903
日経平均 +173円 @26,962円

先週金曜日と昨日の2日間で米国株式相場は正味上昇した。これを好感して本日の日本株全般も上げた。しかし、先物主導の上げであり現物の買いは比較的少なく、戻り待ちの売りに抑えられた。米バイデン大統領のサウジアラビア訪問は原油増産合意を取り付けることができず、失敗した。その結果、原油価格が下がらないと見て、鉱業銘柄は上げた。

日経平均の日足を見ると、6月26日戻り高値@27,062円、7月11日戻り高値@27,062円、そして本日の高値@27,043円と並んだ。直前2回の戻り高値を上抜けできるかどうかが試されている。予想しても当たるか外れるかのどちらかで結局、運任せとなる。トレーダーにとって本当に重要なことは予想はしばしば外れることを前提に、どちらへ動いても困らないようにする建玉操作の業である。

33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、非鉄金属(3位)、ゴム製品(4位)、機械(5位)となった。

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