米国株安でも日本株は上昇

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -208.54 @30,772.79, NASDAQ -17.15 @11,247.58, S&P500 -17.02 @3,801.78)。ドル円為替レートは138円台半ばの前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上昇する銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,051に対して、下落銘柄数は697となた。騰落レシオは94.09%。東証プライムの売買代金は2兆2407億円。

TOPIX +4 @1,893
日経平均 +165円 @26,643円

6月の米消費者物価(CPI)は前月比でも前年同期比でも市場予想を上回ったため、FRBによるさらなる金融引き締めを警戒して米国株式相場では主要3指数が続落した。これを受けて、日本株全般は朝方は売り優勢だった。外為市場では、1ドル=138円台まで円安・ドル高が進み、自動車や機械など円安の恩恵を受けそうな銘柄が買われた。また、米国の主要な半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が0.7%高となり、東京市場でも東京エレクトロンなど半導体関連銘柄の一部が買われた。

日経平均ベースの予想PERが12倍台まで低下しているので日本株は底値圏にあるため下値を売り叩き難いことに加え、米FRBの金融引き締め政策の引き締め局面は長くて2023年の半ばくらいまでと市場は読んでおり、トンネルの出口が見えて来たのかもしれない。

日経平均の日足チャートを見ると、陽線で続伸して下向きの25日移動平均線の上に浮上した。ただ、昨日と本日の2日連続陽線でも7月12日の長陰線による下げを打ち消すまでには至っていない。

33業種中23業種が上げた。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、海運(2位)、精密機器(3位)、電気機器(4位)、鉱業(5位)となった。

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