昨日の米国株は続伸した(DJIA +346.87 @31,384.55, NASDAQ +259.49 @11,621.35, S&P500 +57.54 @3,902.62)。ドル円為替レートは135円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が903に対して、下落銘柄数は868となった。騰落レシオは96.29%。東証プライムの売買代金は3兆6022億円。
TOPIX +5 @1,887
日経平均 +27円 @26,517円
米国株高を受けて、前場で日経平均は400円近く上昇した。しかし、安倍晋三元首相が奈良市内で選挙演説中に銃撃されて心肺停止となったとの報道が入り、後場には急速に上げ幅を縮小した。外為市場では円が買われて円高方向へ動いた。夕方には安倍元首相の死亡が報道された。
日経平均の日足チャートを見ると、長い上ひげを引いた短陰線で終えた。下向きの25日移動平均に弾き返される形となった。安倍元首相が銃撃されて殺された事件が原因で、それまで大きく上昇していた株価を押し下げ、このようなローソク足の形となった。確かに日本政治の要人ではあるが、もう現役の首相ではないため、その悪影響は長引かないはずである。
33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉱業(2位)、非鉄金属(3位)、鉄鋼(4位)、電機・ガス(5位)となった。