・昨日のNYとGLOBEX
半日立会いで小動きだったがNYでも引け前にドレッシング買いが入り+$102の$8,929で引けた。
GLOBEXは5円安の8,515円。こちらは引け際に8590円から8515円に急落して終了。(終わり方としては悪い形)
・NYは週間の上げ幅が1980年来で最大になったらしい。
・NYは直近の安値から$1400の上昇となったし、上値抵抗線に当たったと思われ目先天井になるのではないだろうか?
・NKは商いが少ないこともあるし、下降途上の25日線を抜いたことで浮かれていると痛い目に合う。下げ途上の25日線抜けは売りサインとも言われる。
週間でNKは3勝1敗となった。週間で3勝となったのは現時点の大底を付けた10/27の週以降久々であり、今週はよく上げたと言える。ただそれで上昇転換と見るのは早計。
27日、28日の上げ幅が160円、139円と小さくなっていることも注目点。
W底を期待する向きもあるが、W底が確定するには11/5の高値(9521円)を抜くことが必要。
一目均衡表の遅行線が10/22の安値を下回っているのも問題。月曜日以降に10/23以降の株価を上回れるか注視しなければならない。日足では上雲が接近しているのも気になるところ。
・またTOPIXが低調なのが気になるところ。上げ相場に入るにはTOPIXが先行しなければならない。
・結局NKは11/5の高値(9521円)と11/20の安値(7401円)の間で持合に入っておりこれをどちらに突き破るかを見届けないと方向は決まらない。
・日本市場は日増しに実体経済が悪化しており、その面で買い材料はなく、(NYの)政策期待とリバウンドだけで動いている。
所詮日本市場に主体性はなくNYの写真相場になっており、NYの動きを予想した方が良さそうだ。
・NYは前述の通り目先調整入りの可能性あり。
来週は12/2がBIG3の再建計画の締め切り、12/5に公聴会が予定されている。この結果は再来週に反映されることになる。それまでに計画が明らかになるとその反応も波乱要因になる。
また来週はクリスマス商戦の結果が想定内におさまるかどうかがも大きな注目点ではないだろうか?
日本市場のことを日本が決められないのは情けないが、来週以降もNYの動向から目が離せない。
政策期待が途切れると、実体経済の悪化に目が向き下げ方向に向かうことは想定しておかねばならない。