TOPIX +25 @1,870
日経平均 +218円 @26,154円
米長期金利(10年物国債の利回り)は6月14日には3.4%を超えていたがその後低下傾向が続き、7月1日には一時2.80%まで低下した。長期金利の低下を受けて、米国株式市場ではハイテク成長株を中心として買われた。日経平均は直前3日間だけで1,100円以上も急落していたこともあり、自律反発の買いが起り、自動車や機械など幅広い銘柄が買われて一時300円以上上げたが、その後は伸び悩んだ。明日、7月4日は独立記念日のため米株式市場は休場となるため、市場参加者がいつもより少ない。
日経平均の日足チャートを見ると、先週金曜日の長大陰線の翌日に上下にひげを引いた短陽線が続き、「孕み線」となった。明日以降、この孕み線を上抜けできれば「はらみの上抜け」となり、暫く反発が期待できるが、どう動くか?
米国では景気後退を織り込んで長期金利が当面の天井を打って下げ基調に転じている。
US10Y 2.889% ▼ -4.24% (tradingview.com)
そのため、国内債券市場では投機筋が日本も利上げに追い込まれると見込んで日本国債先物を売り込んでいたが、足元では買戻しを余儀なくされ、先物相場が反発している。ドル円金利差の縮小から円安・ドル高の動きも少し止まった。
33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、電機・ガス(1位)、鉱業(2位)、卸売り(3位)、その他金融(4位)、証券(5位)となった。