半値戻しを達成した後が重要

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は大きく反落した(DJIA -491.27 @30.946.99, NASDAQ -343.01 @11,181.54, S&P500 -78.56 @3,821.55)。ドル円為替レートは136円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方がやや多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が787に対して、下落銘柄数は987となった。騰落レシオは109.67%。東証プライムの売買代金は3兆8714億円。

TOPIX -14 @1,894
日経平均 -245円 @26,805円

米調査会社カンファレンス・ボードが発表した6月の米消費者信頼感指数は前月から市場予想以上に低下した(5月103.7⇒6月98.7)。また、4月の全米住宅価格指数は前月比1.6%上昇し、インフレ懸念がまだ根強く意識される。これらに反応して、米国株は大きく下げた。上海総合指数もハンセン指数も下げた。この流れを受けて、本日の日本株全般は景気敏感株を中心に下げる銘柄が多かった。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。配当権利落ち分は約32円。

日経平均の日足チャートを見ると、25日・60日移動平均線の下にまた沈んだ。只、十字線となり強弱が拮抗している。3月25日高値から横に水平に線を引き、5月12日安値から横に水平に線を引いたとき、両者に挟まれた部分で株価はレンジ相場となっている。今は下限から反発して半値戻しを達成した後、戻り売りに少し売り崩された形となっている。短期的なモメンタムは上向きだが、さて、どう動くか。

33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、ゴム製品(1位)、鉱業(2位)、海運(3位)、ガラス・土石(4位)、輸送用機器(5位)となった。

優利加さんのブログ一覧