TOPIX +21 @1,887
日経平均 +379円 @26,871円
国際商品価格の上昇が一服して来たため、米連邦準備制度理事会(FRB)による過度な金融引き締めに対する警戒感がやや緩んだ。米国株の主要3株価指数の大幅反発に加え、上海総合も香港ハンセン指数も堅調な動きとなり、日本株も買い優勢となった。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に上昇した。東京市場でも半導体株をはじめとする値がさハイテク株中心に買いが集まり、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。
日経平均の日足チャートを見ると、窓を空けて上昇して寄り付いた後さらに上げて、上下に短いひげを引いた陽線で終えた。もう1日戻せば、6月9日の戻り高値@28,389円と6月20日の安値@25,520円の半値戻し(26,955円)を達成できる。ただ、やや下向きで収斂して来た25日移動平均線と60日移動平均線の下に沈んだままである。定石として、反発力が十分強くないと、半値戻しくらいで力尽きで再び反落することが多い。したがって、まだ楽観視はできない。
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉱業(2位)、機械(3位)、電機・ガス(4位)、パルプ・紙(5位)となった。