TOPIX -1 @1,852
日経平均 +22円 @26,171円
米国株式相場は小幅安となったが、日本株相場は主力値がさ株が買われ、株価指数を下支えした。小売り、鉄道、不動産など内需株関連も買われて日経平均の上げ幅は一時200円を超えたが、根強い世界経済の減速懸念により、機械、海運、自動車、非鉄など景気敏感株を中心に売られ、日経平均は一時マイナス100円超まで下げた。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長陰線に対して本日は上下に長いひげを引いた短陽線となったものの、終値では昨日の長陰線の実体部分にほんの少しだけ入った「当て首線」となった。まだ下向きの10日移動平均線の下に沈んだままであり、予想PERが12倍台という数値から底値圏にあるのはほぼ確実だが、短期的に下げ止まったかどうかは判定できない。急激に下げた続けた場合、小さな2点底或いはW底を形成した後、或いは形成しながら10日移動平均線を上抜けし、そこから本格的に戻りを試すことが定石であるが、今回はどう展開するか?
33業種中19業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、食料品(2位)、保険(3位)、小売り(4位)、陸運(5位)となった。