TOPIX -4 @1,853
日経平均 -97円 @26,150円
米国株式相場は大きく反発したが、日本市場の立会時間中に米株価指数先物が下げていた。朝方は前日の米国株の大幅反発と円安進行を背景に日経平均は200円超続伸して始まったが、戻り売りに押し切られて終値では小幅安となった。資源株や半導体関連銘柄を中心に売られた。米国の金融引き締めとその結果起こるであろう景気減速に対する懸念は根強く、上値追いには慎重な姿勢が続いた。日本時間の今夜、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が米議会で証言する予定となっている。マーケットはその発言内容から今後の金融政策がどうなるのかを読み取ろうとしている。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の陽線に対して本日は陰線で被せるように小幅安となった。「被せ線」で上に行こうという動きを止めようという形である。依然として弱気ムードが支配的である。
33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、卸売り(3位)、石油・石炭(4位)、パルプ・紙(5位)となった。