底打ちをしたかどうかまだ確信が持てていないサイン

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反発した(DJIA +303.70 @30,668.53, NASDAQ +270.81 @11,099.15, S&P500 +54.51 @3,789.99)。ドル円為替レートは134円台前半の前日比円高水準での動きだった。
本日の日本株全般は反発した。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,216に対して、下落銘柄数は561となった。騰落レシオは102.50%。東証プライムの売買代金は2兆6416億円。

TOPIX +12 @1,868
日経平均 +106円 @26,431円

米連邦準備制度理事会(FRB)は6月15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%(通常の3倍)の利上げを決定した。この上げ幅は1994年11月以来、27年7カ月ぶりの大きさである。2022年末時点での政策金利の見通しは3.4%、2023年末の見通しは3.8%が示された。さらにその先24年末には物価が落ち着き、3.4%に低下する想定となっている。これにより米金融政策を巡る不透明感が和らぎ、米国株式相場は反発した。この流れを受けて、本日の日本株全般も反発した。日経平均は4営業日で1,900円余り下げていたこともあり、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。しかし、その後主力銘柄に戻り待ちの売りが増えて、上げ幅を大きく縮小した。

日経平均の日足チャートを見ると、終値ではわずかに反発はしたが、長い上ひげを引いた長陰線となった。これはマーケットが底打ちをしたかどうかまだ確信が持てていないことを暗示している。

33業種中29業種が上げた。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、繊維製品(2位)、輸送用機器(3位)、ゴム製品(4位)、不動産(5位)となった。

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