TOPIX -23 @1,856
日経平均 -304円 @26,326円
米連邦公開市場委員会(FRB)は今回のFOMCで0.75%の利上げを決定するとの見方が急速に強くなってきた。FOMCの結果は日本時間6月16日未明には公表される。大幅利上げにより景気がさらに悪化するとの懸念から機械株や半島帯関連をはじめとして幅広い銘柄が売られた。
日経平均の日足チャートを見ると、「三空叩き込み」の直後だけに自律反発狙いの買いが一時優勢となり高くなる場面もあったが、米国の大幅利上げを警戒して依然として売り圧力が根強く続落した。しかし、下げ幅は縮小して来た。この先は下げても下げ幅は徐々に小さくなっていくはずである。
米国では株安(景気悪化を先取りして)と同時に債券安(金利上昇のため)が起こっている。さらに金利が上昇する中で金利をまったく生み出さない金も値下がりしている。何を買っていても値下がりしているため、分散投資していても分散効果がほとんどないのが今の相場である。
33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、石炭(1位)、サービス(2位)、非鉄金属(3位)、鉄鋼(4位)、卸売り(5位)となった。