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会員さんがちょっとだけまじめになると・・・

兜町ではなく堀留町の話

7月中ごろからせっせと日計りでも可能な・・・というよりも日計りで行ったほうが有利に思える類の小掬いサヤトリを普段の商いの傍ら繰り返していた。

しかし、8月28日のその対象銘柄の納会を挟んで対象となる片方の銘柄で会員とおぼしき大きな手口がほぼ常にあらわれるようになった。

その大口の手振りも単に厚く縦深であるだけならばいくらでも付け入る隙はあるのだが出す(取り消す)タイミング、価格が自分の手とかぶる。

・・・ということはやり方は違えど背景の考え方は同じということか・・・(個人的に自分のやり方を「鶏の七面鳥撃ち」、今回の会員のようなやり方を「鯨の鰯漁」とよんでいる)

それまでにも似たような状況はあったが不利を承知で前にでるか、流れに逆らいかねない商いをするか、あきらめて昼寝するかの三択を迫られる。

それまでの手口からS社・Y社・O社の可能性が考えられ、取り組みに偏りのないOは除外され、もうひとつの銘柄の取り組みとのバランスからS社のほうの可能性が高い。
悪いことにS社は定期・現物両方利用し、世界にまたにかけてサヤトリやっている商社系プロップファームのプロフェッショナルだ。もしそいつらに常駐されたら勝てんw(まじで)

片張りならば板が厚かろうと薄かろうと流れに従えば数ティックの不利は取り返せないこともない、が、日計りで狙うレベルの小さなサヤトリだと会員同士ならともかく私のような一個人委託者では委託手数料と会員の定率会費との金額の差が覆すことの出来ない壁となって立ちふさがる。

言い方を変えるとその銘柄は片張りする人間だと気がつきにくい範囲内でだがその銘柄では常に不利な約定を掴まされるということ。

状況に変化があればアラームがなるように設定してその市場から撤退して他の・・・というよりも主に行っている銘柄の方に力をいれることにした。(今日は1回チャンスがあり、それだけは確保した)

それまで出来高・取り組みの小さい銘柄だっただけに以前は会員さんも片手間に商いをやってたようだが、ちょっとだけまじめにやられると同じようなことを個人でやっていてはとても敵わない。
わかりきっていることで愚痴でしかないのだが低リスクの売買による日銭の収入が減るので少し恨めしい
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