10日、25日、60日の全ての移動平均線が水平・上向きに

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -222.84 @32,990.12, NASDAQ -49.74 @12,081.39, S&P500 -26.09 @4,132.15)。ドル円為替レートは129円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,546に対して、下落銘柄数は258となった。騰落レシオは98.35%。東証プライムの売買代金は2兆8971億円。

TOPIX +26 @1,939
日経平均 +178円 @27,458円

米国株式相場は反落したが、本日の日本の立会時間では堅調に推移した。また、外為市場では、ドル高・円安が進み自動車株や機械株が買われた。中国の5月の製造業購買担当者指数(PMI)は好況・不況の分水嶺である50を下回っているものの前月比で改善した。さらに、本日、中国上海市のロック・ダウンが解除され、中国の経済回復が強く期待された。これらのことに加えて「月初の株高」というアナマリーもあり、日経平均は上昇した。上げ幅は一時200円を超えた。

日経平均の日足チャートを見ると、終値で4月21日の戻り高値@27,580円目前まで戻して来た。10日、25日、60日の全ての移動平均線が水平・上向きになり、株価はそれらすべての上で推移している。米国株が大きく崩れない限りしばらくは上への動きが続きそうである。ただ、28,000円くらいのところにやや下向きとなった260日移動平均線が走っており、これが上値抵抗線として意識される。

33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、輸送用機器(1位)、水産・農林(2位)、海運(3位)、繊維製品(4位)、機械(5位)となった。

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