安値圏での弱含み保ち合い圏から上放れ

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は大幅続伸した(DJIA +575.77 @33,212.96, NASDAQ +390.48 @12,131.13, S&P500 +100.40 @4,158.24)。ドル円為替レートは126円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上昇した。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,551に対して、下落銘柄数は253となった。騰落レシオは101.79%。東証プライムの売買代金は4兆3018億円。

TOPIX +35 @1,922
日経平均 +588円 @27,369円

インフレを抑え込むために米金融政策は引き締め政策の真っ最中だが、インフレ加速がやや衰えて来たようである。4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比の伸び率が前年比で鈍化した。株式相場はこれを好感した。3主要株価指数は揃って上昇し、特にナスダックは3.3%も上昇した。日本株の立会時間中でもナスダック先物は大幅に上昇し、中国上海総合指数も香港ハンセン指数も上げた。6月からは上海での都市封鎖も緩和されることが決まっている。これらのことを背景に本日の東京株式市場ではハイテク成長株や景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均は大きく上昇して上げ幅は一時600円を超えた。

日経平均の日足チャートを見ると、4月22日以来続いてきた安値圏での弱含み保ち合い圏から上放れた。横向きの25日および60日移動平均線を10日移動平均線が下から上に突き抜けるゴールデンクロスとなった。次の目標は4月21日の戻り高値@27,580円である。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、サービス(1位)、電気機器(2位)、機械(3位)、その他製品(4位)、化学(5位)となった。

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