トレンドは下向きだったものが横向きに変化している

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +618.34 @31,880.24, NASDAQ +180.66 @11,535.27, S&P500 +72.39 @3,973.75)。ドル円為替レートは127円後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が215に対して、下落銘柄数は1,569となった。騰落レシオは92.83%。東証プライムの売買代金は2兆6381億円。

TOPIX -16 @1,872
日経平均 -253円 @26,748円

ロシアのウクライナ軍事侵攻による原油高や穀物高などにより世界的にインフレが高進しているため、依然として米国は金融引き締めを強化している。他方、中国では過剰な新型コロナ感染対策による景気減速懸念が強まっている。米ハイテク株で構成されるナスダック100株価指数先物が日本の取引時間で下げ幅を広げると日経平均先物も売られた。これらを背景に、本日の日経平均は小高く始まったが上値を追えず失速した。

日経平均の日足チャートを見ると、陰線で反落したがほぼ水平となった25日および60日移動平均線の上で辛うじて踏みとどまった。上げ下げの方向が短期間で入れ替わり一見トレンドが無いように見えるが、実はトレンドは下向きだったものが横向きに変化している。どんな悪材料でも時間の経過とともに株式相場はだんだん慣れてきて、やがてトレンドは下向きから横向きに変化する。さらに時間が経過すると、好材料が少しずつ現れる。そして徐々に株価のトレンドは横向きから上向きに転じる。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、サービス(1位)、陸運(2位)、パルプ・紙(3位)、繊維製品(4位)、ガラス・ドル高(5位)となった。

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