昨日の「たくり線」の通り、自律反発狙いの買いが優勢

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -236.94 @31,253.13, NASDAQ -29.66 @11,388.50, S&P500 -22.89 @3,900.79)。ドル円為替レートは127円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,270に対して、下落銘柄数は492となった。騰落レシオは94.34%。東証プライムの売買代金は2兆9995億円。

TOIX +17 @1,877
日経平均 +336円 @26,739円

米国株式相場は続落したが、日経平均は前日に500円超下げていたので、自律反発狙いの買いが値嵩株を中心に優勢となった。日本の取引時間中に米株価先物指数が上がり、中国人民銀行が住宅ローン向けの指標金利の引き下げを発表すると上海総合指数と香港ハンセン指数が大幅上昇した。これにより景気後退に対する過度の懸念が和らいだため、外需関連株も買われた。

日経平均の日足チャートを見ると、やや下向きの25日移動平均線の上に再浮上してきた。昨日の「たくり線」の通りの反発である。しかし、株式相場を下に引っ張る悪材料が消えた訳ではないので、順調に上がることは期待できず、少し上がってはまた大きな悪材料が飛び出してきて株価は大きく下げることは何度もあるだろう。それでも安値を更新せずある程度日柄が経過すると悪材料は次第に相場に織り込む済みとなり徐々に株価は上昇トレンドとなり、それが少なくともしばらくは続くはずだ。

33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、精密機器(2位)、非鉄金属(3位)、サービス(4位)、鉄鋼(5位)となった。

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