米国株の大幅上昇でもその流れに乗れない日本株

優利加さん
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先週末の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +466.36 @32,196.66, NASDAQ +434.04 @11,805.00, S&P500 93.81 @4,023.89)。ドル円為替レートは130円を挟んだ動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が634に対して、下落銘柄数は1,172となった。騰落レシオは79.25%。東証1部の売買代金は3兆1759億円。

TOPIX -1 @1,863
日経平均 +119円 @26,547円

先週末の米株式市場でハイテク株などの成長株を中心に上昇し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5%高となった。この流れを受けて、本日の東京市場でも値がさ成長株が買われ、日経平均は一時400円高となった。東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄やソフトバンクグループやファーストリテイリングなどの値がさ成長が買われて株価指数を押し上げた。しかし、米株価先物指数が日本の取引時間で下落すると、日本株全般はバリュー株中心に売りが優勢となった。中国の4月の工業生産高や小売売上高が市場予想を下回ったことが日本株の上値を抑えた。ただ、新型コロナウィルス感染を封じ込めるために上海などで都市封鎖(ロックダウン)を強行したので、その悪影響が出るのは当然と言える。上海市は都市封鎖は6月に解除すると発表したため、その通り実行されるならこちら経由の悪材料は最悪期を脱して峠を越えたと考えられる。

日経平均の日足チャートを見ると、高く寄り付いたが下向きの25日移動平均線と下向きの10日移動平均線に跳ね返されるように陰線で終えた。反発を続けるためには25日移動平均線が水平となり、株価がその上に浮上する必要がある。もう少し日にちが必要なようだ。

33業種中25業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、鉄鋼(2位)、その他金融(3位)、卸売り(4位)、精密機器(5位)となった。

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