TOPIX +18 @1,916
日経平均 +185円 @27,004円
日本が連休中の5月4日に米連邦準備制度理事会(FRB)は、大方の予想通り0.50%の利上げと保有資産の圧縮を決定した。パウエル議長は0.75%の利上げには消極的な姿勢を示したので、米株式相場は大幅上昇した。ただ、翌日にはインフレへの警戒感から米長期金利が3.10%(2018年11月以来の水準)まで上昇したため、米株式相場は前日の急上昇を急反落で完全に打ち消した。それでも、日本が休日の4日間でダウ工業株30種平均株価は20ドルほど上昇した。外為市場では円安基調が続き、国内主力企業の好決算が期待される中、本日の日本株全般は自動車や機械など輸出関連銘柄を中心に上げる銘柄が多かった。岸田文雄首相が英国での講演で、原子力発電所の再稼働について改めて意欲を示したため、電力株が急上昇した。
日経平均の日足チャートを見ると、長い下ひげを引いた陽線で終え、ほぼ横向きの10日移動平均線と60日移動平均線の両方の上に浮上した。これで目先は上げ下げ五分五分の確率となった。
33業種中29業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、電気・ガス(2位)、石油・石炭(3位)、空運(4位)、銀行(5位)となった。