感情を科学する 4年5月4日(水)19時53分

堅実さん

  これは、少し、分かりずらいです。相変わらず「サイエンス、ゼロ」からです。

 

まず、脳の中程の奥に、島皮質【とうひしつ】が、あります。これは、感情に、関わります。しかし、この部分は、いきなり、感情が生まれるのではなく、身体の中で起こっている状態や変化を、認識する部位です。


 身体のどこかで、起こった、かゆい、痛い、などの感覚が神経細胞を通じて、この島皮質に、送られて、そこから、感情が発生するのです。痛い、痒い、身体がうまく、動かないとかの、身体の状態を、認識するのです。心臓がどきどきするとかも、あります。この認識を経て、始めて、感情が生まれるのです。もちろん、常に、身体は、様々な、身体の情報を、島皮質に、送っています。

 

 この島皮質の働きは、最近、fMRIの画像によって、わかるように、なりました。島皮質の働きは、リラックスした状態で無い時に、働きます。島皮質の働きは、内受容感覚(ないじゅよう感覚)と呼ばれます。疲れの感覚とか、様々の感覚、寒いなとか、暑いとかの感覚です。

 

 この、内受容感覚は、感受性の高い人と、低い人が、います。これは、敏感過ぎても困るし、低くて何も感じないと、これまた、困ります。

 これは、被験者への試験で大体、分かります。その試験には、被験者に、いろいろな、顔写真、笑っているとか、横を向いているとかの写真を見せて、島皮質がどのように、働くかでわかります。

 

 この感情で、共感力というのが、あります。いろいろ、被験者に質問して、被験者がどのような、感情かと聞くと、いろいろ答えますが、「わからない」という人もいます。この場合は、共感力が、低いと言います。


 この共感力が、低すぎても、高すぎても、よくないのです。共感力が、低すぎる場合、例えば、慢性痛の場合、余程痛くないと、島皮質が、何も感じない人が、います。この場合、相当、痛くなってから、感じるのです。この場合は、痛みが続く場合が多く、これが、慢性痛になります。これも困ります。また、過敏過ぎても、困ります。

 

 そして、この、島皮質の状態を、常に、見ているのが、脳の前頭前野です。この前頭前野は、脳の司令塔のごとく、島皮質や、体全体を、とりまとめて、判断し、行動を起こす、部位です。


 次に、感情と健康です。そこで、一つの方法が、あります。例えば、過活動な腸の状態を、改善する方法です。わざと、腸を、過活動な腸の状態にして、それを改善する方法です。腹に、冷たいものを当てて、体を冷やす方法で、この状態をわざと作り、慣れさせる方法です。これがうまく、いったかどかは、わかりませんが、放送は、ここまでです。

 

12件のコメントがあります
1~12件 / 全12件
yoc1234さん
おはようございます。

今日はすごい日記ね。

気楽に過ごしてるので、心配ないです。

先生のおかげで、西武、名鉄など大幅に儲かってます。

鉄道は下げすぎでした。


堅実さん
888ちこ  さんへ

雑音のブログでは無く、レベルの高きを、目指しております。

こんばんは。


堅実さまのブログは、勉強になりますし、考えさせられますね。


ある意味で私は世間と隔絶したような環境で暮らしているとも言えますので…。


堅実さん
りす栗  さんへ

そういうところにも個性があるとすると、怒りっぽい人は、株価を見ても怒ったりしているのでしょう。」

日常生活では、そのとうりですね。これを、科学しているのです。
その根本原因は、何かを求めている、番組です。

「日頃、株価や為替の変動で不必要な感情が湧かないように注意していますが、そういう訓練積んでいると、いつのまにか、すごーい平坦な感情の人になっちゃったりして。ちょっと気をつけようかな。
人間的な感受性は失いたくないですしね(^^)b 」

この辺も、関心があります。例えば、禅宗の総本山「永平寺」では、毎日、厳しい修行(行きつく処は、おのれを、捨てろですが)をしておりますが、それでは、人として、どうなのかという疑問が、出てきます。
もう一つ、永平寺では、世間からは、遮断された環境(新聞見ない、テレビ見ない)で、もっぱら、只管打坐(座禅)の毎日ですが、こういう生活では、感情も平坦になるだろうと、思うのです。
男女の恋愛感情も、湧くはずはなく、その環境では、喜怒哀楽が、無くなるはずだと、思います。
この、永平寺は、NHKテレビで、1年に一度くらいは、放送されるので、録画して時々、見ております。







堅実さん
小督  さんへ

「興味深いお話でした 」

そう、言って貰えると、有難いです。「このサイエンスゼロ」は、ノーベル賞級の人が次から次へと、出てきます。この中から、いずれノーベル賞をもらう人が、何人か出てくるでしょう。現代科学の最先端を、素人に、分かりやすく、説明しております。

「堅実さんのブログは他者に向けての発信を心がけているのでしたね。
自分のメモ書きとか自分の忘備録としてブログを書くと、すごく楽になると思うのですけれど 」
たしかに、そのとうりです。いきつく先は、この社会の幸福は何かです。





堅実さん
ISAY企画 さんへ

これは、まだまだ、未知の分野です。何故、怒るのか、何故、笑うのかとか、その答えが、まだ、出ていないのです。

昔から、例えば、ギリシャ哲学から、いろいろ、議論がありますが、2000年、経過しても、脳の働きが、ほんの僅か、分かりかけてきたのが、現状です。心と体は何か。唯物論、唯心論とか。物と心とか、いろいろ、議論されてきました。デカルトは、機械論(いろいろ、分解すると、部品の構成からなるという説、現代では、古典となっている)などで、説明しました。方法序説です。

堅実さん
アイビーあずさ さんへ

これは、まだ、最先端の知識でも、ここまでしか、分からないという、限界を、示したものです。ブログ自体が、途中で、終わってしまっているように、なって、おります。
行きつく先は、心とは何かですが、まだまだ、当分、未知の分野です。
りす栗さん
おはようございます。

そうですか。深いですね。
そういうところにも個性があるとすると、怒りっぽい人は、
株価を見ても怒ったりしているのでしょう。

日頃、株価や為替の変動で不必要な感情が湧かないように
注意していますが、そういう訓練積んでいると、いつの
まにか、すごーい平坦な感情の人になっちゃったりして。
ちょっと気をつけようかな。
人間的な感受性は失いたくないですしね(^^)b


小督さん
おはようございます 

私は子供の頃から感受性や共感力が高いと言われ、
映画を観たり本を読むだけで、感情が高まり、涙が止まらなくなったり、
怒りで夜眠れなくなることがよくあるので、
興味深いお話でした 

堅実さんのブログは他者に向けての発信を心がけているのでしたね。
自分のメモ書きとか自分の忘備録としてブログを書くと、
すごく楽になると思うのですけれど 
こんばんは。
少し興味があり、医学評論社の医学書を買って学んでました。
医学書などは一冊10000円くらいします。そしてそれが数年後には、
新しい発見で進歩して学び直さねばなりません。
私は本を学んで感想はと言うと細胞は分裂して神経が出来て成長し
感触が出来て反応が働き分裂して育って疼きがあって分裂を繰り返し
子宮の中で育って定着し産まれて感情が育ち脳が急速に学んで成長
して行くと大まかに細胞の蘇生がおこなわれると学びました。
そして何の手立てが無い時の内科の病状には湯治の湯が過去の時代に
発見され蘇生する細胞を温める事で神経の蘇生が出来て脂肪に栄養が
蓄えられ免疫力が作用して腸から脳へ刺激が伝わり感覚で日常生活の
健康が維持出来るトータルバランスが取れる事を学びました。
ここで学んだのは生きたかったら口内をお茶で殺菌せよと言う事です
今晩は、堅実さん。

共感力が低いと、感じないので慢性病になってしまうのですね。。

>わざと、腸を、過活動な腸の状態にして、それを改善する方法です

どのような結果に成ったのかまで教えて欲しいですね。

1つ勉強になりました、ありがとうございます。
堅実さん
堅実です

考えてみれば、こんな事を書くから、遠ざけられる。しかし、こうも考える。とにかく、今まで、生きたのだから、その先、どうなっているか、知ってみたい。また、ブログを見る人は、少しは、現代科学の最先端と、限界を少しは、知ることができるのでは。

堅実さんのブログ一覧