TOPIX -18 @1,861
日経平均 -313円 @26,387円
中国の都市封鎖が拡大するとの不安が増大し、それにより世界景気が減速する一方、サプライチェーンも混乱するとの懸念が高まった。米国の株式相場では、ハイテク株を中心に大きく下げてナスダックが4%近く急落した。これらを受けて、本日の日経平均は大きく下落した。下げ幅は一時600円を超えた。ただ、日本市場が開いている間に、米株価先物指数、上海総合指数、香港ハンセン指数が堅調に推移していたため、下げ幅を縮小した。
日経平均の日足チャートを見ると、大きくギャップダウンして始まったが、終わってみれば長い下ひげを引いた短陽線、つまり、陽線の「たくり線」で終えた。明確に下げ渋ったということである。それでも下値支持線の一つである1月27日安値@26,044円とほぼ並ぶくらいまでザラバでは下げた。相変わらず3重苦に対する投資家の感情の起伏により振り回されているが、それが相場の本質でもあるので、賢く付き合うしかない。相場の先は正確には読めない。だから建玉操作の技術が重要になってくる。
33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、その他金融(2位)、パルプ・紙(3位)、倉庫・運輸(4位)、輸送用機器(5位)となった。