米国株式相場の大崩れにより・・・

優利加さん
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先週末の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -981.36 @33,811.40, NASDAQ -335.36 @12,839.29, S&P500 -121.88 @4,271.78)。ドル円為替レートは128円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が250に対して、下落銘柄数は1,554となった。東証プライムの売買代金は2兆4584億円。

TOPIX -29 @1,877
日経平均 -514円 @26,591円

米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めをさらに積極化すると警戒され、先週末の米国株式相場は大きく崩れた。さらに上海以外でもロックダウンが強化されるのではないかとの不安が急浮上して来て中国経済は減速するとの懸念が高まってきた。これらのことを背景に、本日の日経平均は大きく下げた。下げ幅は一時600円を超えた。機械、鉄鋼、海運など景気敏感株を中心に売りが目立った。また、ソフトバンクグループとファーストリテイリングの下げが大きく、この2銘柄だけで日経平均を208円押し下げた。

日経平均の日足チャートを見ると、大きくギャップダウンして始まり、上下に短めのひげを引いた短陰線で終えた。上から、25日、10日、60日の全ての移動平均線の下に沈み込んだ。4月12日安値@26,304円が直近の下値支持線として意識される。この水準は前回の上げ幅に対してざっくりと半値押しである。今週はこの水準で留まることができるかどうかに注目したい。

33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、非鉄金属(3位)、空運(4位)、機械(5位)となった。

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